「自分の時間が欲しい」は贅沢な願い︖子育て中の共働きママがパパと家事分担するコツ

「自分の時間が欲しい」は贅沢な願い?子育て中の共働きママがパパと家事分担するコツ

カリモク家具株式会社が運営しているママ向けブログサイト「kari-bana(カリバナ)」より抜粋してお届けします。

ストレスを発散する機会や時間が少ない共働きママ。仕事や家事、子育てに忙しいママが自分の時間を持つためには、必然的にパパの助けも必要です。

自分の時間を持つのは贅沢かも、と感じているママも少なくないでしょう。

我が家も、夫に家事や子育てをお願いして、友人との食事や、美容院に行くなど「自分の時間が欲しい」と伝えるのに罪悪感があり、なかなか言いだせませんでした。

しかし、共働きで忙しいからこそ、ママも自分の時間を持ってリフレッシュすることが重要です。そのために、ママひとりで頑張るのではなく、夫婦で家事シェアをして協力できるといいですね。

仕事に家事、子育て……共働きママはひとりで頑張りすぎてない?

共働きのママの一日は、朝から晩まで息継ぎする暇もないほどハード。

夫婦で家事や子育てを協力している共働き家庭もあるものの、多くの場合ママに負担が偏りがちです。また、「夫が協力するより、自分でやる方が早いから」と、自ら引き受ける共働きママも少なくありません。

しかし、家事も子育てもすべてを100%で頑張っていると、心身ともに限界になることも。また、体調を崩してしまうなど、ママに何かがあったときに、家庭が回らなくなるおそれもあり注意が必要です。

ママの心と体の健康のためはもちろん、家庭内リスク管理という面でも、ママだけに負担を集中させないことは、家族にとって、非常に重要なのです。

子育て中の共働き夫婦が上手に家事シェアするコツ

子育て中の共働き夫婦が上手に家事シェアするコツ

現代のパパたちはイクメン世代。家事や子育ての共有は当たり前と思っているパパは少なくないはずです。

しかし、実際に家事シェアしてみると「言われたことしかやってくれない」「やることを察してほしい」「やり方が気に入らなくて、つい口を出してしまう」など、ママが思い描く通りにいかないことも。

単に協力を依頼するだけでは、家事分担はうまくいきにくいものです。次のような点を意識して、共働き夫婦だからこそ効率のよい家事シェアを実現しましょう。

① 家事タスクを「見える化」する

家事は料理や洗濯など、目に見えやすい作業だけではありません。実際には「名もなき家事」と呼ばれる「献立を考える」「切れたシャンプーの補充」など、小さなタスクで家事は成り立っています。

これらの小さなタスクは、普段から家事を担当している人でなければ気づきにくいもの。まずはこれらを「見える化」して、パパと共有することから始めましょう。

実際に書き出してリストを作るのがおすすめ。紙やホワイトボードはもちろん、スマホアプリを活用してもよいですね。

② ダメ出しするのではなくルールを決める

家事を分担したものの、夫についダメ出ししたくなることもあるでしょう。

しかし、「ゴミを出したら、ゴミ袋のセットもしておいて」のように、やり方を指示してしまうと、どうしてもカドが立ってしまいがちです。

家事シェアで大切なのは、お互い協力的であること。ついついお互い「手伝ってもらっている」「手伝っている」 という感覚になってしまいますが、共働きである以上、家事すべてがどちらか片方の仕事というわけではありません。

指示するのではなく、お互い相手の担当の家事には口出ししないようにするため、例えば「ゴミを出したら、ついでにゴミ袋もセットしよう」のように、ルールを一緒に決めていくようにするほうが要望も伝わりやすい上、気持ちよく家事シェアできます。

少々面倒かもしれませんが、小さなルールを積み重ねることで、信頼関係を築きつつ、夫の家事スキルの向上にもつながります。

③ 家事のゴールを共有する

夫婦で家事の終着点を共有することも大事です。

たとえば、パパに食器洗いを頼むと洗って拭いて片付けるところまではやってくれるけど、シンクの中は汚れている、コンロの周りは脂がとんだまま…というのもよくある話。

なんでいつもやりっぱなし? と感じているなら、家事のゴール地点が夫婦で分かち合えていないのが原因かもしれません。

どこまでやればその作業は終わるのか、お互いの認識をすり合わせ、「平日の夜の片づけはここまで」「週末の掃除はここまで」などを決めて、共有しておくことも、家事シェア成功の秘訣です。

ママは「自分の時間」を持って上手にリフレッシュしよう

家庭のことも子どものことも、ママがひとりで抱え込んでしまいがち。さらに共働きとなると、なかなか自分の時間が確保できません。

毎日忙しいママが一息つけるのは、子どもが寝た後か家族が起きる前くらいで、子どもが小さいうちは寝かしつけながら自分も寝落ちしてしまった…という方も多いはず。

子どもが寝た後の洗濯機を回している間や、少しだけ朝早く起きて、録画しておいたドラマを観たり、読書したり、デザートを食べたり、SNSをチェックしたり…何か特別なことをしなくても、自分がしたいことをする時間があることで、随分リフレッシュされますよ。


毎日のちょっとした家事なら、どうしても疲れている時は、やらない日があってもいいのでは?

自分の事を後回しにし過ぎないで、つかの間の自分の時間を楽しんでくださいね。

家事分担のルール付けも大切ですが、家具や収納を見直すことも、ママの負担を軽くするポイントとなるのをご存知ですか?

ママがひとりで抱え込んでしまわないためにも、パパや子どももお片付けや身支度など自分の事が出来るようにすることも大切。家具や収納を見直すことで、家族が使いやすくなりママの負担を軽くすることにもつながります。

次の記事では、共働きママが楽になる収納の仕方について詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事を書いた人

永澤 璃子さん

都内在住、男児(6歳児)をもつ、フルタイム勤務のワーママです。
子どもが可愛くて仕方ないけれど、自分らしく働く時間も持ちたい。そんな気持ちはわがままかもしれない…という思いに悩み続けること早3年。旦那様や家族、職場の仲間にも支えてもらいながら、両立できるようどうにかこうにか努力しています。子どもと過ごす時間を増やすため、仕事も家事も優先順位をつけながら効率化を心掛け、夫婦共働きなので家事もシェア。最近ではお互いの予定をアプリで共有して急な残業や子どもの予定になるべく合わせられるようにするなど工夫も。趣味は読書と旅行。年に一度、休みを合わせて家族行く海外旅行が一大イベントです!