北欧気分がおしゃれ!『エアロプレス』を使った美味しいコーヒーの淹れ方

北欧気分がおしゃれ!『エアロプレス』を使った美味しいコーヒーの淹れ方

インテリアファンの間でも注目を集めている“北欧”には、美味しいコーヒーの淹れ方があることでも有名です。
北欧の家庭では定番の抽出方法となっているのが、『エアロプレス』を使った淹れ方。手作業で圧をかけながら抽出する機械を使います。2000年代になってからトレンド入りした新しい抽出方法で、誰でも味がぶれずに楽しめると人気です。
今回は、そんな『エアロプレス』を使った美味しいコーヒーの淹れ方を解説します。

コーヒー豆を計量して挽く

まずは、挽き加減の目安からご紹介します。
メタルフィルターを用いる場合は「中粗挽き」くらいに。
ペーパーフィルターを用いる場合は、それよりもやや細かく、「中挽き」くらいに仕上げるのが美味しく淹れるポイントです。

コーヒー豆を計量して挽く
挽いたコーヒー粉を『エアロプレス』に入れる

『エアロプレス』は、本体(チャンバーとプランジャー)を組み立てて、逆さまにした状態で粉を入れます。このとき、“プランジャー”の入りが浅いと、お湯が漏れてしまうので注意。反対に、あまり深くまでセットしてしまうとお湯が入りきらなくなるので注意しましょう。
コーヒー粉を入れたら、秤の上に乗せて、ゼロ(0)にリセットしておきます。

挽いたコーヒー粉を『エアロプレス』に入れる
フィルターをお湯で濡らす

フィルターを蓋にセットし、少量のお湯をかけておきます。お湯をかけておくことで、フィルターを温めると同時に、表面張力で蓋をしっかり張り付かせる効果があります。
メタルフィルターの向きは、文字の書いてある面が上を向くようにセットします。

フィルターをお湯で濡らす
最初のお湯を注ぐ

ここからようやく、抽出工程に入ります。
抽出に使用するお湯は、全部で150g。でも、余裕を持って300g以上沸かしておきましょう。
お湯は、150g、100g~120gの順番で、数回に分けて使用します。
ストップウォッチをセットして、まず最初の150gのお湯を15秒ほどかけながら、ゆっくりと注いでいきます。

最初のお湯を注ぐ
パドルで攪拌(かくはん)する

コーヒー粉とお湯をしっかり馴染ませるために、エアロプレスに付属しているパドルで攪拌します。
ここでは時間をかけずに、35秒以内で優しく手早く混ぜるのが、美味しいコーヒーを淹れるポイントです。

パドルで攪拌(かくはん)する
いよいよ抽出スタート!

フィルターをセットした蓋を、エアロプレスに装着します。スクリューロックになっているので、しっかり閉めるのをお忘れなく。
時間をかけすぎると、コーヒーの味が落ちるので、手順4でセットしたストップウォッチをチェック。ここまで1分以内に完了していれば合格です。

いよいよ抽出スタート!
逆さまにして押し出す

スタートして1分が経過したら、エアロプレスを逆さまにしてカップに乗せ、その上でチャンバーの中身が混ざるように再度回していきます。
そのあとに、プランジャーを一定の速度で押して、中身を押し出していきます。 途中で早くしたり緩めたりしないのが美味しいコーヒーになるポイント。
30秒を目安に押し切れるようコントロールできると、Goodですよ。空気の漏れる音がしたら、押し切れた合図です。

残りのお湯を注ぐ

最後のお湯100gをカップに注ぎ足し、エアロプレスから抽出したコーヒーの濃度を調節します。
お好みで湯量を調整しても大丈夫。 お湯を注ぎ終えたら、濃さが均一になるように、スプーンで軽く混ぜて出来上がりです。

残りのお湯を注ぐ

取材協力

矢野一夫さん

矢野 一夫さん

ONIYANMA COFFEE&BEER(オニヤンマ コーヒー&ビア)

札幌市中央区南1条西6-21-1 センチュリーヒルズ 1F

http://www.oniyanmacoffee.jp/