趣味も仕事も全力!シングルライフから学ぶ、生活を楽しむ部屋づくりのヒント

趣味も仕事も全力!シングルライフから学ぶ、生活を楽しむ部屋づくりのヒント

この春から新生活を迎える方や、単身赴任などで1人暮らしが始まる男性、そのパートナーの方は必見!

植物の緑に癒されるボタニカルな空間やこだわりのインテリアでお洒落な部屋づくりを楽しみたいけど「センスに自信がない」「どうせ1人で家と職場の往復だから」と諦めてしまっているならもったいない! 今回はお金も時間もかけずシングルライフを充実させるコツをご紹介。

今回は、当コーナー初、シングルの方のお宅を拝見。札幌市内在住のフリーランスカメラマンMさん(37歳、男性)のお宅は、同じく独身の方や男性はもちろん、ご家庭のある方や女性でも収納方法や部屋づくりのヒントが盛りだくさんです。

Mさんのお宅はメゾネットタイプで間取りは3LDK。写真のリビングにワーキングスペースを置き、残りの部屋はスタジオ、寝室、趣味の部屋として活用しています。

部屋づくりのマイルールは「ものを置きすぎない」「暮らしやすさ第一。生活感を消すことにこだわりすぎない」というとってもカジュアルなもの。

インテリアはその時どき気に入ったものを置き、北欧風もあればアメカジな西海岸風のものもあります。一見調和しないように見えて、まとまって見えるのは実は「ものを置きすぎない」ルールのおかげなんです。

また「暮らしやすさ」のルールは、例えば写真のテーブル下にある小物入れ。ルームフレグランスなどの生活用品をまとめて収めています。お洒落な木箱を使うことによって生活感を少し隠しつつも、必要なものが取り出したい時にすぐ取り出せるようになっています。

世話も簡単!置くだけで絵にも癒やしにもなる多肉植物を

世話も簡単!置くだけで絵にも癒やしにもなる多肉植物を

Mさんのお宅は部屋の至るところに植物を置くことで、無機質になりがちな男性の1人暮らしの部屋に“潤い感“を演出。これから迎える春夏には、1年草の花なども含め、さらに緑豊かでボタニカルな部屋になるのだとか。

こだわりは、一風変わった日本では珍しい多肉植物や食中植物など。フラワーショップを経営する友人から特別に譲ってもらったものや、ホームセンターでたまたま見つけた萎れかけた鉢植えなど、一つ一つに思い入れがあり、大切に育てています。

日中は取材や撮影などでほとんど家を不在にし、帰りも遅いことが多いMさん。これだけの量の植物を育てるのは、1人では大変そうですが、多肉植物や食中植物は水やりも半月〜1か月程度でよく、日当たりや室温、湿度なども、季節ごとに多少気をつけて見ているだけでもしっかり育つほど丈夫なのだそう。

“あえて全部見せる”収納で趣味スペースづくり

“あえて全部見せる”収納で趣味スペースづくり

バイク、サーフィン、釣り、キャンプなどのアウトドアに読書、音楽などインドアの趣味も多彩なMさん。500冊ほどある書籍や漫画、雑誌、600枚以上あるというレコード、サーフボードや釣り道具などはすべて「趣味部屋」と名付けられた部屋にまとめて収納しています。

写真のレタッチ作業など自宅で仕事をすることもあるMさんですが、こうして仕事のスペースと趣味の部屋をきっちり分けることで、メリハリがつくのだそう。また、ひとたび趣味部屋に入ると、ずらりと並べた本やレコードたちが、童心に帰らせてくれ、ワクワクするといいます。

手間をかけないお手軽DIYでおしゃれ収納

階段の踊り場に掲げられたペグボードは、ホームセンターで購入したベニヤ板に、自ら黒板風の色がつく塗装とチョークアートでイラストを施しました
ワークスペースの壁に取り付けている棚は、海外のアーティストから直接取り寄せたという作品を飾るために設置

Mさんの“見せる”収納術は、趣味の部屋以外にも。左の写真、階段の踊り場に掲げられたペグボードは、ホームセンターで購入したベニヤ板に、自ら黒板風の色がつく塗装とチョークアートでイラストを施しました。バイクのヘルメットや工具、車やバイクの鍵などが取り出しやすいようにフックを取り付け、実用性も高いのが自慢です。

右のワークスペースの壁に取り付けている棚は、海外のアーティストから直接取り寄せたという作品を飾るために設置。一見、DVDのパッケージのようですが、実は中を開くとページに1枚1枚手作りのコラージュが散りばめられたノートなんです!10年ほど愛用している机の板の色に合わせて、板を購入し、ノートのサイズに合わせて取り付けたものだそう。

いずれもそこまで手をかけず、市販の板だけを使って気軽にDIYを楽しむのは、ものづくりが好きなMさんならでは。

アウトドアグッズを日常に!お手軽料理

ホットサンドクッカーにコーヒーメーカーといったアウトドア用品を日常に取り入れ、キャンプに出かけた時のように気分を

男性の1人暮らしといえば、困る人も多い料理。Mさんも例にもれず、普段は料理をする時間もなく栄養も偏りがちだそう。時間がない時は手軽に料理を楽しめるアウトドアグッズを駆使し、なるべく手作りのものを食べるようにしています。

例えば朝食は、写真のようなホットサンドクッカーにコーヒーメーカーといったアウトドア用品を日常に取り入れ、キャンプに出かけた時のように気分を高め、仕事へ向かうのだとか。

いかがでしたか? 1人暮らしの方はもちろん、ご家庭のある方でも生活を楽しむヒントが盛りだくさんだったのではないでしょうか。

徹底したルールの中でお洒落な部屋づくりにこだわっていくのも、もちろん素敵。でも気ままなひとり暮らしなら、Mさんのように肩の力を抜き、あえて統一感にこだわらずに気に入ったものを身の回りに置いたり、見せる収納を楽しんだりするのも良いですね!

少しの手間をかけることや自分らしさを追求することで、忙しい毎日や1人の生活の中でも楽しく過ごしてていくMさんの部屋づくり。ぜひ参考にしてください。