理想の家づくりシリーズ
一生に一度の家づくり。自分たちの理想を詰め込みたいし、好みのテイストに合ったおしゃれな空間づくりを目指したいものですよね。でも、小さなお子さんがいるご家庭や限られた空間を希望通りにデザインするのはとても難しそう。
![理想の家づくりを実現した佐藤学さん、麻紀さんご夫婦。家の中はピカピカに保たれ、まるでモデルルームのような空間で過ごしていらっしゃいます。](https://sumitas.jp/sumaiwomitas/wp-content/uploads/2021/06/857_01.jpg)
今回はこだわりの詰まった理想の家づくりを実現した佐藤学さん、麻紀さんご夫婦にお話をお伺いしました。小学2年生から中学1年生までの3人のお子さんを持つ佐藤さんご夫婦。お二人とも仕事を持ち忙しい毎日を過ごしているそうですが、家の中はピカピカに保たれ、まるでモデルルームのような空間で過ごしていらっしゃいます。
お子さんがいらっしゃって多忙な中でも、おしゃれな家づくりを実現できる秘密はどこにあるのでしょうか?ご夫婦がそれぞれ、特にこだわってデザインした場所にスポットをあて、家づくりのヒントを教えていただきました。
家事動線に配慮した使いやすいキッチン
![家事動線に配慮した使いやすいキッチン](https://sumitas.jp/sumaiwomitas/wp-content/uploads/2021/06/857_02.jpg)
麻紀さんが最もこだわったのは1日の中でも特に過ごす時間が長いキッチン。
家族が使用しやすく、動線をしっかり確保できるIランド型キッチンの水回りは、洗剤などの必要最低限のグッズだけを置き、カラーはモノトーンに統一。ともすればスタイリッシュな印象のじゃましてしまいがちなコンロは、凹凸がなく、魚焼きグリルなどがあえてついていないシンプルなタイプを選びました。
また、生活感を出さないための工夫は収納スペースの広さにも。お鍋やフライパンなどの調理器具をはじめ、家族5人分のお茶碗にお皿、カトラリーにお弁当グッズなどの数々は、麻紀さんの家事の動線や使用頻度に合わせ、すべて目隠しできるウッド調の収納スペースに収められるように設計したそう。
単に「見せないこと」「隠してしまうこと」にこだわるのではなく、海外デザインの調理器具や調味料など、デザイン性の高いインテリアの一部になるような「見せたい」ものは厳選して並べるなどの工夫も。
お仕事を持つ身の麻紀さんにとっては、掃除がしやすいことも重要でした。大理石調のタイルは、毎日さっと磨くだけで清潔さを保つことができ、ちょっとした空き時間で掃除が済んでしまうそう。
生活感を出さないおしゃれな空間づくりだけに意識を向けるのではなく、家族が心地よく過ごすことができ、家事のしやすさにもしっかりと配慮したキッチンは家族の笑顔が生まれる場所でもあります。
シンプルで手入れいらず 子供たちや友人が集う庭
![人工芝とシンボルツリーが目を引くシンプルなデザインの庭](https://sumitas.jp/sumaiwomitas/wp-content/uploads/2021/06/857_04.jpg)
学さんのお気に入りのスペースは、グリーンが輝くスタイリッシュな庭。ともに忙しく働くご夫婦の「手入れの時間が負担にならない」という希望に沿って、デザイナーと打ち合わせを重ね、人工芝とシンボルツリーが目を引くシンプルなデザインの庭に仕上げたのだそう。
通り沿い側には、しっかりと目隠しをしてくれる塀がありますが、日がたっぷりと注ぐ設計。道行く人たちの目を気にすることなく、のびのびと過ごすことができます。
佐藤家の2匹のわんちゃんが元気に駆け回れるスペースもしっかり確保。天気が良く温かい日は、ここで家族そろって朝ごはんを食べたり、週末にはバーベキューセットを置いて、友人たちと楽しい時間を過ごす空間にも。
この場所もまた、家族や友人が笑顔で過ごせる、学さんの思い描いていた通りの空間になったといいます。
ご夫婦のお話を伺って見えてきたのは、こだわりたい場所には、理想とするスタイルを事前にしっかりと思い描くこと。インテリアなどのこだわりはもちろん、家族構成や仕事など日々のライフスタイルを含めて「空間をデザインする」ことが理想の家づくりにつながります。家づくりを模索中の方はぜひ参考にしてくださいね。