お部屋に飾った観葉植物やお花は、住む人にほっとする安らぎを与えてくれるだけでなく訪問されたお客様にとっても居心地の良さを感じさせてくれる存在です。
注目のトレンドが観葉植物などの”ボタニカルインテリア”でつくるライフスタイル!
ボタニカル(botanical)とは「植物の」「植物から採った」という意味で、最近はインテリア植物やファッション、コスメなど、様々なシーンに取り入れられるスタイルです。
パソコンやスマートフォンといった近代的なアイテムの多い生活にうまく植物を取り入れて、居心地よく愛されるお部屋にしましょう!

こちらは、ご主人と9歳の男の子との3人家族だという専業主婦アヤさん(41)のご自宅です。観葉植物はもちろん、DIYでも上手にボタニカルスタイルを取り入れているアヤさんにお話しを伺いました。
もくじ
ボタニカルインテリアでリビングを素敵に魅せるコツ!
まずは、リビングの実例から見ていきましょう。
アヤさんにリビングにグリーンを置くときのポイントを伺いました。
「ボタニカルインテリアの飾り方については2点意識していて‟壁際など背景がしっかりしている場所には大ぶりかクセのある植物を‟‟テーブル上など空間の中間にあたる場所には小ぶりで背景とケンカしないものを″という点です。」
実際にアヤさんの家では、窓際とソファー横、テレビ横に大ぶりの鉢物が置いてありますね。空間の余白になっている場所に大きな鉢物を飾ることで緑の景色がいっきに広がりを見せてくれます。そして、小ぶりなサボテンはローテーブルやダイニングテーブルに。こうすることで、室内空間に緑が溶け込み、部屋のバランスがよく見えます。
室内で育てやすい観葉植物は!?
ところで、どんな種類の植物が育てやすいのか気になりますよね。
初心者でも扱いやすくて、かつ手に入りやすい観葉植物をアヤさんが教えてくれました。
「私自身の現在の家もそうですが、今の住宅は朝晩の寒暖の差などが少ないように設計されていることが多いのでそんななかでも育ちやすい『ウンベラーター』や、『エアープランツ』『サボテン』など小さなものがチャレンジしやすいと思います。まずは”植物のある生活に慣れること”がおすすめです!」
なるほど……。 乾燥や日陰、あらゆる環境に順応できるような植物を選ぶと室内でも元気に育ってくれそうですね!
キッチンのインテリア性をアップさせるグリーンとは!?

つづいて、キッチンを見ていきましょう。
キッチンにグリーンを飾るときのポイントを伺いました。
「花瓶に枝物を挿したり、あえて目線より下のハイチェアの上に『グリーンネックレス』など垂れるタイプの植物を置くとパッと目を引きインテリアとして効果的です。またカーテンレールをうまく使ってエアープランツやドライフラワーを吊るすこともオススメです。また子どもがリビングで遊んでいる姿が見えやすいよう、キッチンカウンターの上に飾るものは背が高くても細く広がりのある枝物にするなど実用性の部分も大切にしています。」
雑貨と掛け合わせて楽しむグリーンの遊び方

植物を飾るとなったとき鉢や器のコーディネートに悩む声も多く聞きますね。「デザインは同じもので統一した方がいい?」「白い陶器なら白い陶器と材質を統一した方がいい?」など。
アヤさんのオススメは「鉢や器は遊ぶこと!」だそう。「例えば、素焼きの土色の植木鉢があったり、白い丸い植木鉢があったり、ブルーなどの艶のある植木鉢があったり。ストライプ柄などの柄物を置いても素敵だと思います。」壁紙や家具やカーテンなど面積が広い部分こそ、鉢物や小物で遊ぶ感覚だと教えてくれました。
上級者編!ボタニカルをライフスタイルとして取り入れる方法
また、アヤさんボタニカルを観賞用だけでなくミントティーなどお茶として楽しむこともあるそう! 植物の色が綺麗に見えるようにガラスのティーポットで淹れると目にも美しく楽しめそうです。

さらに、マリメッコのボタニカル柄のファブリックをDIYでパネルにして飾るなど色のパンチをアートで効かせたりすることも楽しんでいらっしゃいました。
「ボタニカル」を観葉植物といった飾る植物としてだけでだけでなく、ミントティーとして取り入れたり、ボタニカル柄をアートとして取り入れるなど、上手に暮らしにボタニカルスタイルを取り入れているアヤさん。「鉢や器は遊ぶこと!」という言葉だったり、リビングに飾ってあるドライフラワーが2年前に生花として楽しんだ大切な花束をドライにしたものであったり、ボタニカルスタイルを自由に自然体に楽しんでいる姿も素敵でした。
皆さんもぜひ気軽に、まずは自分らしいお気に入りのボタニカルスタイルをひとつ見つけるところから取り入れてみてくださいね!