マンション買取とは?査定額が決まるポイントや高く買い取ってもらうコツを解説!

マンション買取、査定額、高額査定

監修者
吉田 宏
吉田 宏(株式会社SUMiTAS 代表取締役社長)
  • 二級建築施工管理技士
  • 宅地建物取引士
  • 測量士補
  • 賃貸不動産経営管理士

マンションの売却には仲介のほかに、不動産会社に直接物件を買い取ってもらう「買取」という方法があります。少しでも早くマンションを売却して現金化したい方は、即売できる買取がおすすめです。

しかし、買取は仲介の売却相場よりも安くなると聞き、不安を感じている方も多いでしょう。
買取の査定額はどのように決まるのでしょうか?

本記事では、マンション買取と仲介の違いや買取の流れ、査定額が決まるポイント、査定額を高くするコツなどについて、詳しく解説していきます。

買取りでの売却を検討している方は、参考にしてください。

マンション買取とは?

そもそもマンション買取とはどんな方法なのか、仲介との違いは何なのかと疑問に感じている方のために、まずは買取について説明していきます。

不動産会社に物件を買い取ってもらう売却方法のこと

マンション買取は、不動産会社にマンションを買い取ってもらう売却方法です。

不動産会社が買主となって直接物件を買い取るので、個人の買主を探す売却活動が必要ありません。

不動産会社との交渉が成立すれば売買契約は完了し、確実に買い手が見つかることが買取の大きなメリットです。

しかし、マンションの買取価格相場は市場価格の60〜80%なので、仲介よりも売却価格は低くなってしまいます。

「買取」と「仲介」の違い

マンションの売却方法で一般的とされる仲介では、不動産会社に依頼して販売活動を行い、購入希望者を探します。仲介では購入希望者が現れるまで、根気強く売却活動をしなければなりません。

それに対して買取は仲介のような販売活動は不要なので、物件をすぐに売却して現金化することができます。

「すぐにマンションを売却したい」「売却活動が面倒」という方は、販売活動に時間がかかる仲介よりも、すぐに売却できる買取がおすすめです。

SUMiTASでマンションを買い取ってもらう流れ

SUMiTAS(スミタス)では仲介販売はもちろん、店舗によっては直接買取や買取保障付きの取引にも対応もしているので、お客様のニーズに合わせて売却方法を選択いただけます。では、実際にSUMiTASで買取する場合の、おおまかな流れを見てみましょう。

手順①|買取の査定依頼をする

まずは、オンライン上でマンション買取の査定依頼をします。

所在地や専有面積、築年数、階数などマンションの基本情報を入力し、机上査定を行います。机上査定後に具体的な買取相談へ進む場合は、現地査定を依頼しましょう。

なお、詳細な査定額を知りたい方は、机上査定を受けず、始めから訪問査定を依頼することも可能です。自分に合う方法で査定を依頼しましょう。

手順②|訪問査定をしてもらう

訪問査定は、直接マンションを訪れて行う査定です。

マンションの外観や居住スペースを実際に見たり、近隣の様子を確認したりすることでデータだけではわからなかった情報を得られるので、机上査定よりも正確な買取価格を算出できます。

手順③|売却契約を結ぶ

買取が決定したあとは、売買契約に向けての手続きを行います。

算出した売却価格や所有者の希望条件について調整や交渉をし、引き渡し日やその他売却時の取り決めについても打合せをします。

取引は、上記内容を踏まえて作成された契約書通りに行われるため、詳細まで確認したうえで契約を締結しましょう。

手順④|引き渡し・決済

契約書に記載した日程で決済を行い、物件の引き渡しをします。

決済日に所有権移転が行えるように必要書類をそろえなければいけないので、司法書士や不動産会社に確認をしておきましょう。

マンションのローンが残っている場合は、引き渡しまでに抵当権の抹消に必要な手続きをしておかなければなりません。また、基本的に決済日が引き渡し日となっているため、新居への引っ越し準備をしておく必要もあります。

買取は査定の依頼から引き渡しまでの期間が短いため、特に注意しましょう。決済日までに資産価値が下がるようなことがないように、物件を管理することも忘れてはいけません。

マンションの買取の査定額が決まる5つのポイント

マンション買取の査定額は、さまざまな観点から算出されます。

不動産会社によって多少の違いはあるものの、査定額を決める際に重視するポイントはどの会社も大きくは変わりません。

ポイント①|築年数

マンションが建てられた日からの経過年数を示す築年数によって、査定額は大きく左右されます。

地価の高騰や需要の増加などの理由がない限り、築年数が経っているマンションは資産価値が下がり、買取価格も低くなります。専有部分の状態がきれいだったとしても、優先されるのは築年数です。

また、1981年6月より前に建築確認を受けたマンションは「旧耐震建築物」なので、耐震補強工事を行っていない場合は新耐震建築物と比べて耐震性が劣るため、マンション自体の相場が下がります。

ポイント②|間取り

マンションの間取りや部屋の広さは、査定額に大きく影響します。

基本的に専有面積が広いほど査定額は高くなりますが、需要が高い2LDKや3LDKの人気の間取りは広さにかかわらず高く評価されることが多いです。

人気の間取りは流通数が多いので、差別化できるポイントがあると強みになります。例えば、収納量の多さや納戸付き、後付けができないディスポーザー設備の有無などはプラスに評価されます。

ポイント③|劣化状況

不動産会社が訪問査定でまず確認するのは、建物の状態です。たとえ築年数の浅い物件であっても、マンション全体や部屋の状態が悪いと査定額は下がります。

修繕箇所が多いほど、リフォームやリノベーションにかかる費用が大きくなるからです。

反対に、リフォーム直後であったり設備を新しく入れ替えたりしていると、評価は上がります。

リフォーム・リノベーションはちょっと待った!

リフォームやリノベーションを実施したからといって買取価格に必ず反映されるとは限りません。不動産会社に事前相談することをおすすめします。

ポイント④|日当たり

日当たりが良いという点も、1つの評価ポイントとされています。

季節を問わず、一日中日光が部屋に入る南向きのマンションは、人気が高く査定時にも評価されます。しかし、いくら南向きでも日当たりを遮る建物があるとマイナス評価され、日が差さない北向きや西日がきつい方角の場合も査定額は低くなります。

ポイント⑤|周辺環境

アクセスの良さ、教育施設や商業施設の充実度といった周辺環境も、査定するにあたって重視されるポイントです。利便性が良いほど査定はプラスになります。

また、子育てに必要な保育園や幼稚園、小中学校の評判なども評価対象となるでしょう。

ただし、騒音が生じる高速道路や線路の近くなど、物理的に生活に支障をきたす要素があると、評価額はマイナスになってしまいます。

マンション買取の査定を高くするコツ

マンションの買取査定は築年数や間取り、劣化状況などのさまざまな観点から判断されることがわかりました。買取査定額を少しでも高くするために、何かできることはあるのでしょうか。

ここからは、買取査定額を高くするコツをお伝えします。

販売実績の多い不動産会社を選ぶ

不動産会社にはそれぞれ得意ジャンルがあります。マンションの買取を希望するのであれば、マンションの買取実績が多い不動産会社に依頼することが重要です。

マンションの販売実績が豊富な不動産会社は顧客を抱えていることが多く、買主がスムーズに見つかる可能性があるので、買取査定額も比較的高くなりやすい傾向にあります。

全国にネットワークが広がっているSUMiTASは、販売実績はもちろん買取のデータ量も豊富です。「すぐに物件を売却したい」という売主のニーズに合わせた即時買取や、買取保証付仲介などにも対応しております。

市場の相場価格を知る

前述のとおり、マンション買取の相場は市場価格の60〜80%といわれています。市場の相場価格を知っておけば、提示された買取価格が適正であるか判断できるでしょう。

初心者が買取相場を簡単に調べられる方法として、国土交通省が運営しているデータベース「土地総合情報システム」や「不動産ポータルサイト」があります。

土地総合情報システムには直近5年分の全国の成約事例、不動産ポータルサイトには全国各地の売り出し物件情報が掲載されています。これらで地域検索をすれば、おおよその価格相場を調べることが可能です。

信頼できる不動産会社を選ぶ

マンション買取の成功の鍵は、信頼できる不動産会社と契約することです。買取価格は市場価格の60〜80%なので、自分の想像よりも低い買取価格を提示されることは少なくありません。

そんなとき、なぜ提示した買取価格になるのかをしっかりと示し、納得できる説明をしてくれる不動産会社であれば、安心して所有するマンションを売却できるでしょう。

不動産会社の繁忙期に買取してもらう

買取額を少しでも高くするためには、売り出し時期にも注目してみましょう。不動産会社の繁忙期とされるシーズンに売却を調整できるようであれば、そこに合わせることをおすすめします。

不動産会社の繁忙期は4月からの新生活へ向けた1月〜3月、お盆明けの9月〜11月頃なので、その時期はマンションの買い手が多く見つかる傾向にあります。繁忙期のタイミングを狙って買取査定を依頼すれば、通常より高い価格で買い取ってもらえる可能性があるでしょう。

売却のタイミングをぴったり合わせるのはむずかしいかもしれませんが、高くなるポイントは少しでも取り入れてみてください。

地域に密着した不動産屋を選ぶ

不動産会社を選ぶポイントとして、マンションのエリアに特化しているという点も外せません。どんなに大手で優良な不動産会社でも、不得意分野では最大限のパフォーマンスは出せないからです。

買取依頼をするのであれば、地域に精通した不動産会社を選びましょう。

地域に精通した不動産会社であれば周辺環境を考慮できて、地域での売却ノウハウも豊富だからです。エリアの情報にも詳しいことから売却の目安がつきやすく、買取価格も高く提示してもらえるでしょう。

全国に不動産ネットワークを持つSUMiTASは、地域に特化した営業を行っております。

周辺環境や特性を活かした販売ノウハウを持ち合わせているため、物件の魅力をしっかりと評価して査定額を算出します。

買取保証制度を利用する選択肢もある

買取保証制度とは、始めに仲介で販売をしてみながら、一定期間経過しても売れなかった際に、あらかじめ取り決めていた額で不動産会社が買取をする売却方法のことです。

不動産会社が購入希望者を見つけてマッチングさせる仲介と、不動産会社が直接買主となる買取の長所を掛け合わせた方法といえます。

通常の仲介活動で希望時期までに売却できなかったとき、事前に定めた価格で不動産会社に買取をしてもらえます。期間の設定は自由ですが、基本的には3ヶ月程度を目安にすることが多いです。

買取保証のメリットは、売却するタイミングや金額をあらかじめ想定できることや、希望の売り出し価格で仲介売却にもチャレンジできることです。

SUMiTASでも買取り保証付仲介の利用が可能ですので、時間に余裕がある方は買取保証制度の利用も検討してみてください。

マンション買取なら実績豊富なSUMiTASで!

マンションをできるだけ早く売却したいのであれば、仲介よりも買取のほうがおすすめです。しかし、買取業者を選ぶ際にも仲介と同様に、しっかりと業者を見極める必要があります。

おすすめなのは、マンションの買取実績と販売実績が豊富で、地域に密着した営業をしている不動産会社です。SUMiTAS(スミタス)は、その両方を満たす不動産会社なので、安心してお任せいただけます。
マンションの買取を検討している方は、まずはオンライン上ですぐにできる個人情報不要の「簡単10秒査定」からお試しください。

監修者
吉田 宏
吉田 宏(株式会社SUMiTAS 代表取締役社長)
  • 二級建築施工管理技士
  • 宅地建物取引士
  • 測量士補
  • 賃貸不動産経営管理士

愛媛大学在学中に愛媛県で株式会社アート不動産を創業する。現在アート不動産では、アパマンショップ(賃貸)を5店舗、SUMiTAS(売買)を2店舗・管理センターを1店舗、売買店舗を2店舗運営。吉田 宏の詳細プロフィールはこちら