不動産の売却を検討する場合、「どのくらいで売れるのか」「高く売るにはどうすればいいか」といった点が気になるものでしょう。不動産を高く、早く売るには、その地域の相場を理解し、適切なタイミングで売りに出すのが重要です。
大阪府で不動産の売却を検討する際には、事前に対象不動産のあるその地域の相場を理解しておくことをおすすめします。大阪地域の相場を理解しておくことで、不動産会社の査定額に対して正しい比較や検討ができるようになり、その後の会社選定や売却計画を立てやすくなります。
この記事では、大阪府の人口推移や地価推移、人気エリアの相場について紹介します。この記事を読めば、大阪府の不動産売却時期の見極め方や大阪府内の人気エリアの相場が理解でき、ご自身の不動産売却に役立てられるでしょう。最後まで読んでいただき、ご自身の不動産売却にお役立て下さい。
目次
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大阪は全国的に見ても人口が集中しており、比較的不動産を売却しやすい環境にあるとはいえ、適正な価格で売りに出さないと簡単に売れるものではありません。長い間売れない場合には、売れ残りのイメージが付いてしまい、余計に売り辛くなってしまう可能性が考えられます。したがって、適正な価格で売りに出すのが重要なポイントです。
SUMiTASグループではこれまでに累計5万件以上の査定を行っており、豊富な査定実績から適正な価格を査定することができます。また、全国のネットワークを活かした発信力で早く高く売却できる可能性が高まります。そして売却後のトラブルを防止できる「既存住宅瑕疵保険」などの保険制度にも対応が可能です。
不動産売却においては「高く売却できるかどうか」「そもそも売却できるかどうか」と不安に感じる方も多いでしょう。SUMiTASなら安心して早く・高く売れる期待が持てます。不動産の売却をお考えなら大阪エリアにも複数の店舗があるSUMiTASにご相談ください。
大阪府の基本情報から不動産の売り時を考える
大阪府の基本情報について見ていきましょう。
大阪府は、西日本最大の人口を持ち、県庁所在地である大阪市は全国でも2番目の人口を持つ大都市です。2021年に「エコノミスト」が発表した「世界で最も住みやすい都市ランキング」でも第2位にランクインするなど、世界からも注目されている都市です。
また、2025年には大阪万博の開催が決定しており、大阪市内を中心として再開発計画が進められている最中です。再開発計画が進むことで、今以上に交通網や公益施設といったインフラ整備が進めば、更なる街の活性化につながるため、資産価値向上にもつながると考えられるでしょう。
大阪府の人口推移・人口構成から不動産の売り時を考える
まずは大阪府の人口推移・人口構成について見ていきましょう。大阪府の過去10年間の人口推移・人口構成は以下の通りです。
世帯数 | 総人口 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|---|
2013年5月 | 3,864,389世帯 | 8,860,000人 | 4,275,796人 | 4,584,204人 |
2014年5月 | 3,895,833世帯 | 8,845,054人 | 4,262,760人 | 4,582,294人 |
2015年5月 | 3,917,294世帯 | 8,839,305人 | 4,256,750人 | 4,582,555人 |
2016年5月 | 3,951,875世帯 | 8,839,765人 | 4,252,736人 | 4,587,029人 |
2017年5月 | 3,990,558世帯 | 8,838,866人 | 4,248,309人 | 4,590,557人 |
2018年5月 | 4,029,968世帯 | 8,836,797人 | 4,243,063人 | 4,593,734人 |
2019年5月 | 4,047,783世帯 | 8,837,088人 | 4,241,717人 | 4,595,371人 |
2020年5月 | 4,075,252世帯 | 8,837,495人 | 4,238,862人 | 4,598,633人 |
2021年5月 | 4,126,797世帯 | 8,844,606人 | 4,239,595人 | 4,605,011人 |
2022年5月 | 4,185,428世帯 | 8,784,113人 | 4,201,782人 | 4,582,331人 |
大阪府の発表によると2022年5月の大阪府の人口は878万人であり、県庁所在地である大阪市は全国でも2番目に人口の多い都市となっています。過去10年の推移をみると2013年5月の886万人をピークとして緩やかに減少しています。今後も人口の減少が予想されるでしょう。
人口減少は不動産需要の減少につながります。したがって、不動産相場においてはマイナスに作用する可能性もあります。大阪府で不動産売却を検討するのであれば、早めの売却をおすすめします。
ただし、少子高齢化の影響もあり全国的に見ても人口減少は避けられず、大阪府のような大都市圏の場合は地方と比べても人口が集中しやすいです。そのため、地方と比べると不動産も売却しやすい環境にあります。
大阪府の地価推移から不動産の売り時を考える
次に、大阪府の地価推移について見ていきましょう。過去10年間の大阪府の平均地価は以下の通りとなっています。
平米単価 | 坪単価 | |
---|---|---|
2012年 | 20万4,915円 | 67万7,407円 |
2013年 | 21万2,463円 | 70万2,357円 |
2014年 | 23万0,634円 | 76万2,427円 |
2015年 | 23万9,048円 | 79万0,244円 |
2016年 | 25万1,873円 | 83万2,640円 |
2017年 | 26万7,304円 | 88万3,650円 |
2018年 | 28万4,552円 | 94万0,667円 |
2019年 | 31万5,860円 | 104万4,165円 |
2020年 | 34万5,373円 | 114万1,729円 |
2021年 | 32万7,878円 | 108万3,895円 |
大阪府の平均地価は、2020年の34万5,373円をピークに下落に転じています。これは、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が大きいものと考えられるでしょう。
大阪においては、2025年に大阪万博の開催が決定しています。これに伴い、大阪市を中心として再開発が進められており、インフラ設備が整備されればその分不動産需要も高くなる可能性があり、そうなると不動産の資産価値向上も期待できるため、売却を検討するなら不動産相場が高く推移している今のうちの売却がおすすめです。
大阪府のマンション売買相場の推移から不動産の売り時を考える
次に、大阪府のマンションの売買相場の推移を見ていきましょう。下記は2017年から2022年の大阪府大阪市の経年動向です。
平均価格 | 平均坪単価 | |
---|---|---|
2017年 | 4,847万円 | 233.6万円 |
2018年 | 5,167万円 | 249.5万円 |
2019年 | 5,296万円 | 267.0万円 |
2020年 | 5,534万円 | 278.9万円 |
2021年 | 6,376万円 | 316.4万円 |
2022年 | 6,989万円 | 346.1万円 |
上記の通り、大阪府大阪市は平均価格・平均坪単価ともに上昇傾向にあります。大阪府内のその他の地域においても、2021年までは上昇傾向です。
先述した通り、大阪府は「世界で最も住みやすい都市ランキング」にランクインするなど住みやすい都市であり、商業施設のみならず、住居のニーズが増加しているといえます。
大阪府のマンションの売却を検討するなら、大阪万博などを控え、マンション相場が上昇している今のうちがおすすめです。
大阪府の戸建て売買相場の推移から不動産の売り時を考える
続いて、大阪府の戸建ての売買相場の推移を確認しましょう。下記が2017年から2021年までの中古住宅戸建ての価格相場の推移です。
売却価格 | 坪単価 | |
---|---|---|
2017年 | 5069.8万円 | 80.1万円 |
2018年 | 5233.8万円 | 81.3万円 |
2019年 | 4993.2万円 | 83.3万円 |
2020年 | 4928.3万円 | 83.3万円 |
2021年 | 4903.8万円 | 81.1万円 |
上記の通り大阪府の中古住宅戸建ての価格相場は、坪単価が2019年・2020年がピーク、売却価格が2018年をピークにゆるやかに下降しています。
戸建てを売却したい希望が強いのであれば、価格が下降している現状を踏まえて、早めに売却することをおすすめします。
大阪府の人気エリア
大阪府の人口推移や地価推移についてお伝えしました。では、実際に大阪府内において人気の高いエリアの地価相場はどうなっているのでしょうか。ここからは大阪府内の人気エリアの地価相場について見ていきましょう。
人気エリア①:大阪市浪速区・中央区・北区
平均地価(平米単価) | 平均坪単価 | |
---|---|---|
大阪市浪速区 | 553,666円 | 1,830,303円 |
大阪市中央区 | 2,919,711円 | 9,651,937円 |
大阪市北区 | 2,999,470円 | 9,915,605円 |
大阪の中心地である梅田や難波、心斎橋といったエリアはビジネスビルや商業施設など利便性が高く、地価相場は非常に高いエリアです。1人暮らしの学生や単身者に人気のエリアとなっています。
人気エリア②:大阪市阿倍野区・天王寺区
平均地価(平米単価) | 平均坪単価 | |
---|---|---|
大阪市阿倍野区 | 578,461円 | 1,912,269円 |
大阪市天王寺区 | 630,500円 | 2,084,297円 |
1人暮らしの学生や単身者に人気の浪速区・中央区・北区とは違い、ファミリー層に人気なのが阿倍野区や天王寺区です。学校などの教育施設が多く、子育て世代に人気のエリアとなっています。
天王寺区は、自然豊かな天王寺公園やお寺や教会も多く、雰囲気も上品なため、人気が集まっているエリアといえるでしょう。
人気エリア③:大阪府吹田市
平均地価(平米単価) | 平均坪単価 | |
---|---|---|
大阪府吹田市 | 278,571円 | 920,897円 |
大阪府北部に位置する吹田市も人気のエリアとなっています。
大阪市北部エリアは高級住宅街として人気が高く、閑静な住宅街として住みやすいことから不動産相場も高値で推移しています。大阪市と比べると相場も安くなる点も人気の理由といえるでしょう。
人気エリア④:大阪府豊中市
平均地価(平米単価) | 平均坪単価 | |
---|---|---|
大阪府豊中市 | 252,371円 | 834,285円 |
豊中市も大阪府北部に位置するエリアであり、住宅地として人気の高いエリアです。
教育面での環境が整っており、比較的富裕層の多いエリアといえます。商業施設も整っており、公園などの自然も多く、ファミリー層に人気のエリアといえるでしょう。
人気エリア⑤:大阪府堺市
平均地価(平米単価) | 平均坪単価 | |
---|---|---|
大阪府堺市 | 146,237円 | 483,430円 |
大阪市に隣接しており、大阪市内に通勤する人も多く、ベッドタウンともいえるのが堺市です。大阪市内への通勤に利便性が高いことから、企業が保有する社宅なども多い他、マンションの開発や建設も進められているエリアです。大阪市より地価が安く、商業施設や病院などの施設も充実して住みやすい土地であるため、転勤族やファミリー層を中心に人気のエリアといえるでしょう。
大阪府で不動産売却を行う流れ
ここからは、実際に大阪府の不動産売却を行う場合の流れについて説明します。大阪府内で不動産売却を行う場合も、以下のように一般的な売却の流れと変わりません。
不動産売却を行う場合、売却が完了するまでに3か月〜半年程度はかかるケースが多いです。
したがって、2〜3月の高価格での売却が見込まれる時期に売るためには、遅くとも前年の10~12月くらいには売却活動を開始する必要があります。
不動産会社を決める際には、事前に価格相場を理解したうえで、複数の業者に査定依頼を行うようにしましょう。相場を理解して、適正な価格を査定してくれる業者に依頼する方が、早く、高く売れる可能性が高くなります。
不動産売却の流れについては以下の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。
不動産売却の流れ!査定相談から確定申告まで12ステップ大阪府のおすすめ不動産売却会社
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大阪市
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不動産売却には、さまざまな知識が必要であり、精神的・時間的にもコストが大きくかかることもあります。SUMiTASなら、安心して売却できるようにサポートします。不動産売却を検討している方は、ぜひ一度お問合わせください。
まとめ | 大阪で不動産を高く売却するポイント
本記事では、大阪府内での不動産売却に役立つ情報をお伝えしてきました。大阪府は、2025年に大阪万博の開催を控えているため、大阪市を中心としてさまざまな再開発が進められています。
再開発が進むことで不動産の資産価値向上も期待できる地域であり、不動産売却をしやすい状況といえるでしょう。
大阪で不動産売却を検討するのであれば、以下のようなポイントに注目していただくのがおすすめです。
- 相場を理解し、売り時を見極めた売却活動を展開する
- 売却物件のアピールポイントを押さえておく
- 信頼のおける不動産会社を選ぶ
今後も、大阪万博の開催など、インフラ設備の発展が期待できる大阪府。地価も安定しているエリアであり、高値での売却が期待できるエリアといえます。ご自身の不動産売却を成功させるためにも、相場価格を押さえたうえで、不動産会社へ査定を依頼し、適切なタイミングによる売却を目指していきましょう。
SUMiTASなら相場の把握だけでなく、不動産の特性にも合わせた売却方法のご提案が可能です。少しでも高く売るなら、ぜひ一度SUMiTASにご相談ください。